2007年に現役高校生バンドとして韓国でデビューを果たしたFTISLANDの、韓国でのヒット曲を日本のファンにも楽しんでもらおうと作られた韓国曲ベストアルバム。
韓国でのヒット曲である『願う』や、ライブではマストチューンである『BING BING BING』、最新曲である『Hello Hello』など厳選された14曲に加えて、日本でのメジャーデビューシングル『Flower Rock』の韓国語バージョン、さらにファンから愛されてきた『FTISLAND』と『Primadonna』を新たに収録し、今の彼らのパワーを込めたバージョンとして届ける全17曲を収録。
打ち込みやトラックではない、バンドサウンドだからこそのメロディアスさたエモーショナルさ、生々しいまでに生命力を放つ楽曲が収録されている。
どの曲からもカラフルなボーカルが躍動し、ハートを刺激する１枚。彼ら自身が「韓国っぽい曲」、「日本っぽい曲」とよく口にする楽曲の個性やそのカラーの違いもじっくりと堪能でき、これまで以上にぐっとFTISLANDを身近に感じられる作品となっている。
日本ではロックバンド然としたアグレッシヴさや疾走感、感情の機微を全面に押し出し、ミディアムチューンでもメロディラインの抑揚を意識したりストリングスを使うなど多彩なサウンドで聴かせている彼ら。
反面、韓国のヒット曲はどれも非常に叙情的に響くのが印象的。
ポップ感より叙情感。ラウド感より歌に近い歌謡的サウンドと、音符の隅々まで気持ちを詰め込みながら歌いあげる楽曲が多いことも特徴だ。
日本での顔、韓国での顔。その両面を、音楽を通して感じさせるこのベスト盤で、彼らを深く知り、強く感じたい。